お客様の注文に対して、要望通りの製品を納期通りに納めるため、生産管理グループでは生産計画書の作成や日々の生産状況の確認を行なっています。その過程においては製造部だけでなく、材料の仕入先メーカーとのやりとりも発生します。また、どんなイレギュラーがあっても迅速に対応しなければならないのがこの仕事の特徴。過去には、想定外の追加注文により出荷用のダンボールが不足してしまい、急遽仕入先まで車を走らせたことも。その点、仕事を進めるうえではコミュニケーションが不可欠です。特に製造部とのやりとりでは「なぜこの数が必要なのか」を明確に説明するための知識が必要です。しかし、私自身はまだそのレベルに達していないと自覚しています。まずは、安心して仕事を任せられること。それが今の目標です。そして、その目標に向けて必要なスキル・経験を養うために取り組んでいるのが、業務マニュアルの作成です。意識しているのは「丁寧にわかりやすく、誰が見ても理解できる」まとめ方。作成と並行して部署内での運用も始まっているのですが、「便利だね」と褒められた時はとても嬉しい気持ちになりました。

ただの棒状の材料が、みるみる複雑な形に変わっていくー。その過程を目の当たりにできるのは、モノづくりならではの醍醐味です。生産管理は、自分の手で何かを作る仕事ではありません。しかし現場を通して、技術者の熱量を肌で感じることができます。きっと、これは柏工業ならではの魅力。部署間の距離が近く、どこで何を作っているのかはもちろん、製品を一目見て「この機械と材料だな」と誰もが理解できる環境だからこそ、一体感を実感できるのだと思います。加えて、社内では新たな挑戦への機運も高まっています。今までよりも難易度の高い仕事が舞い込むなか、現場からは「やってやるぞ！」という情熱がひしひしと伝わってきます。
柏工業の魅力を挙げるなら、人の優しさです。入社当時はモノづくりに対してほとんど無知だった私。だからこそ、周囲の親切なサポートは大きな安心材料でした。また社長とも気軽に話せたり、現場の声にも積極的に耳を傾けてくれたりと、居心地も抜群！ 働きやすい環境に加えて、できることが一つずつ増えていく現状に大きなやりがいを感じています。